どうぶつたちの病院沖縄について

ヤンバルクイナの交通事故多発中

2024年5月 3日 17:00

皆様に、緊急のお願いです。
ゴールデンウィーク前からヤンバルクイナの交通事故が発生し、過去最悪の勢いで多発しています。

昨日早朝、クイナダイアルに緊急連絡が入りました。
地元安田の方が、雨に濡れた路上で横たわるヤンバルクイナを発見してNPOのやんばるスタッフに連絡をくださり、緊急保護されました。
菊田一朗氏提供2(名前入り).jpg

環境省の職員がうるま市のどうぶつたちの病院沖縄まで緊急搬送し、すぐさま救急治療に入りました。

力なく横たわる瀕死の重傷を負ったヤンバルクイナに酸素吸入をしながらレントゲン検査や血液検査など終え、目に飛び込んできたのはヤンバルクイナのお腹の中の卵、そして、骨盤骨折。

レントゲン写真.jpg
レントゲンを見る限り、骨盤骨折するほどの衝撃を受けながら、お腹の中の卵は割れていません。
しかし、母鳥は卵を産む力は残っていませんでした。

救急処置を終えて、ICUに入院して状態が落ち着いたところで、夕方に卵を取り出す処置を行ない、すぐさま卵の検査に入りました。
一見きれいな卵ですが、母鳥に守られていたとはいえ、事故の衝撃でヒビが入っていました。

卵.jpg

この卵が孵化する可能性は極めて低いと思いますが、望みをかけて孵卵にチャレンジします。
孵卵器に入れた卵.jpg

交通事故に遭い、保護されたのは母鳥でした。もしかしたら巣にはすでに産んだ卵が残されているかも...そして残された卵を温めているオスが待っているかも知れません。
ヤンバルクイナはつがいが協力して抱卵や子育てを行います。どちらかが事故に遭ってしまったら、卵やヒナも死んでしまうかもしれません。この季節に発生するヤンバルクイナの交通事故は1羽の命を奪うだけではないのです。

やんばるに暮らす皆さん、休日にやんばるを訪れる皆さん、どうか、ヤンバルクイナが飛び出してきてもすぐに停止できるゆっくり走行とライトの点灯運転をお願いします。

* * * * * * *
万が一、交通事故を起こした場合やケガをしたヤンバルクイナを見つけた場合にはすぐに連絡をお願いします。
やんばる野生生物保護センター  0980-50-1025
どうぶつたちの病院 沖縄(クイナ緊急ダイヤル) 090-6857-8917

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