ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコなど沖縄の野生動物、天然記念物、絶滅危惧種動物の保護活動を行っています

～やんばる便り～

1月30日にシロハラを救護し、その後、無事に放鳥しました。

少し遅めの昼食をとって、そろそろ作業にと思っていると
窓ガラスに何かがぶつかる大きな音が・・・。
飼育員の1人が窓から確認するとシロハラが地面に横たわっていました。

急いで捕獲し、状態を確認。
ぶつかった衝撃で脳震とうを起こしているのか
暴れることはなく、左目は半開きの状態でした。

獣医師に連絡し、指示を受けながら処置をして30分後。
半開きだった左目は、しっかり、ぱっちり開いていました。



再度、獣医師に元気そうである事を連絡すると
「広い所で放してみて」
との事でしたのでドキドキしながら
放してあげると林の中へ元気に飛んでいってくれました。

ぶつかった窓にはしっかりハヤブサのバードセーバーを貼り付けました。



今回は幸いにも命を落とすことはありませんでしたが
ぶつかった衝撃で即死することもあるようです。

鳥は透けて向こうが見えると通れると思って
ガラスにぶつかってしまうようです。
大きな鳥に追われていると
尚更、混乱してぶつかってしまいます。

皆さま、ハヤブサバードセーバーでなくても
窓ガラスに衝突防止のための一工夫をお願いします。