ミサゴの救護と放鳥
2014年1月14日 09:38
2014年の年明け早々、1月2日に北谷町でミサゴが救護されました。
救護の原因は釣り針のついたテグスです。
喉の辺りに釣り針が刺さり、それについているテグスが翼に巻き付いて、
飛べなくなっているところを保護されたそうです。
取り除かれた釣り針とテグス。
ミサゴは主に魚を食べる鳥で、沖縄では秋~冬に渡ってきて、
魚を狙ってホバリングしている姿を、川の河口や海岸近くでよく見かけます。
この個体も、そのような場所で捨てられた釣り針にかかってしまったのかもしれません。
治療が無事に終わり、翌1月3日に放鳥することにしました。
風が強い日でしたが、ミサゴは元気に飛び立ち、すぐに風に乗って飛んでいきました。
近くで見ていた子どもが「すごーい!」と歓声を上げるほど、かっこいい飛び姿でした。
釣り糸に絡まったり、釣り針を飲み込んでしまう海鳥は少なくありません。
釣りをたしなむみなさま、どうか、釣り針やゴミなどを海に捨てたりせずに、
ちゃんと持ち帰っていただけますよう、お願いします。