どうぶつたちの病院沖縄について

実習の感想(福岡ECO動物海洋専門学校・山城涼佳)

2014年8月15日 09:38

福岡ECO動物界用専門学校から実習に来ていた山城涼佳さんに、
実習の感想を書いていただきましたので、ご紹介します。

               * * * * *

今回は、NPO法人どうぶつたちの病院沖縄で1週間の研修を通して
ヤンバルクイナの保護活動について様々なことを学ばせて頂きました。

8月2日と3日は夏休みこども自由研究inコンベンションセンター2014がありました。

ヤンバルクイナの保護活動を紹介したパネルの展示とすごろくゲームを通して
ヤンバルクイナが雛からだんだんと木が登れるようになったり、
親離れをして、つがいを見つけるなど、成長していく過程や
交通事故をはじめとして、カラスや猫などから襲われる危険性などの様々な問題を子供たちに伝えました。

こども自由研究2014_1.jpg
すごろくのスタート
こども達には、塗り絵でオリジナルのヤンバルクイナの駒を作成してもらいました。

こども達に伝えるのは難しいこともありましたが、
ゲームをしていくうちに、こども達がヤンバルクイナに興味を持ってくれて質問をしたり、
へぇーそうなんだと言って話を聞いてくれました。

中には、ヤンバルクイナの事故の話を聞いて可哀想だねと言っていた子もいました。
周りにいた親御さん達も、中南部にもヤンバルクイナがいると勘違いしていたことや、
やんばるにねこ条例があるということを知らなかったなど、
ヤンバルクイナについて知ることができて良かったと言っていました。
こども自由研究2014_2.jpg
今回のイベントでこども達にヤンバルクイナのことが少しでも知ってもらえたことで、
沖縄のみならず、県外・外国の人にもヤンバルクイナについて伝わることで
ヤンバルクイナへの思いやりがもっと強まっていくと思いました。


8月5日と6日は保護をしてきたヤンバルクイナがいる飼育施設での実習でした。
たくさんのヤンバルクイナがいましたが、
一羽一羽が快適に過ごせるようにやんばるの森を再現するように工夫されたとても充実している施設でした。
今は飼育方法や野生復帰に向けた技術開発に取り組んでいて、絶滅回避に向けてがんばっていました。

今回の研修で、ヤンバルクイナの保護活動についての取り組みや、
その他にも、どうぶつたちの病院沖縄で行っているやんばるの希少動物の保護や救護などの
たくさんの取り組みをたくさん学ばさせていただき、貴重な体験となりました。
今後は、沖縄の豊かな自然を守るためにヤンバルクイナなどの野生動物の保護に関わり、
少しでも力になれるように頑張りたいと思います。
そして県外や海外にもこの想いを伝え、世界中で動物への関心を高めていきたいと思います。

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