ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコなど沖縄の野生動物、天然記念物、絶滅危惧種動物の保護活動を行っています

台風8号が沖縄県内各地で猛威をふるって過ぎ去った7月9日、
県総合運動公園で海鳥が保護され、病院へ運ばれてきました。

調べてみたところ、オナガミズナギドリ（暗色型）のようです。
　
保護された時は砂まみれ、ずぶ濡れの状態で歩いていたそうです。
ミズナギドリの仲間は、繁殖のとき以外は主に海の上、それも外洋で生活する鳥で、
陸地で見られることはまずありません。
おそらく、この台風の風に巻き込まれて、陸地へ降りてしまったようです。


陸地で歩いていた、というほどなので、衰弱してはいますが、
幸い目立ったケガはないようなので、早く体力を取り戻して、
次の台風が来る前に放鳥できれば、と獣医師やスタッフも頑張っております。

台風は人間にとっても一大事ですが、思わぬ珍客を呼んでしまうこともあるので、
私たちは台風が来るといつも、何が保護されてくるかと心配です。
どうか、もう運ばれて来ませんように。。。