どうぶつたちの病院沖縄について

どうぶつたちの病院 沖縄について

 

NPO法人どうぶつたちの病院 沖縄は、琉球弧に生息する希少な野生動物を守るために活動しています。

 

◉ やんばるPROJECT
ヤンバルクイナの飼育下繁殖の研究及び、生息調査を行っています。また、やんばる道における、ヤンバルクイナやケナガネズミ等のロードキル対策を行っています。

 

◉ 西表PROJECT
イリオモテヤマネコの生息環境の保全のために、ネコ対策を行っています。 ネコの伝染病であるネコエイズなどは、同じネコ科のイリオモテヤマネコにとっても感染の恐れがあります。私たちは感染を防ぐために、西表島での、飼いネコの適正飼育の普及に努めています。

 

◉ 島ねこPROJECT
捨てられた猫が、ヤンバルクイナを食べたり、イリオモテヤマネコの生息地に感染症を持ちこむ...といった現状。そのため行政機関によって捕獲されています。私たちはネコシェルターをつくり、保護した猫の新たな家族を探しています。この猫たちはもともと森や野で生きていたのではありません。本当は皆、人なつっこく、おとなしく、寂しがりやです。いつかまた人と暮らすことができる日を待っています。

 

 

法人設立の経緯

九州地区獣医師会連合会では、2000年よりツシマヤマネコ(長崎県対馬市)とイリオモテヤマネコ(沖縄県竹富町)を絶滅から救うため、ヤマネコ保護協議会を設置。募金などの保護キャンペーンや、捨て猫を減らすための避妊去勢無料手術、マイクロチップによる個体登録などの活動を展開してきました。
また沖縄県ヤンバル地域では、沖縄県獣医師会の若手が中心となって2002年、ヤンバルクイナたちを守る獣医師の会を結成。上記と同様の活動を展開してきました。
この活動を契機に、全国初のネコのマイクロチップ登録条例ができ、2003年度から動物適正飼育に関する環境省のモデル事業が実施されています。

2004年通常国会で外来種対策を目的とした「特定外来生物法」が成立し、また2005年には動物愛護管理法の改正が予定され、動物の適正飼育や外来種対策などを進めるNPO活動が期待されています。
さらに、環境省によるツシマヤマネコの再導入事業(動物園などで人工増殖させた個体を野生復帰させること)が今後本格化すると、動物医療の面で野生動物専門医のサポートが必要となります。
そこで、これらの活動の中心メンバーで非営利の動物医療団体を設立し、社会の要請に応えることとしました。 2009年には、沖縄、対馬、小笠原と拡大した活動を効率化するため、対馬と小笠原の活動を「NPO法人 どうぶつたちの病院」、沖縄の活動を「特定非営利活動法人 どうぶつたちの病院 沖縄」と2つの組織に分割しました。

 

 

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